法務局で抵当権抹消する手続きの流れ1|不動産屋の実体験
2022/12/08
こんにちは
目黒区で不動産売却をしており、
最近は相続問題や空き家問題など様々なご相談をいただいております、
サンワホームズ株式会社です。
本日は、法務局で抵当権を抹消する手続きの流れについて書いていきます!!
ステップ①銀行から抵当権抹消に必要な書類が届く
住宅ローンを完済すると、通常は登録の住所に銀行から書類が届きます。
その中には、抵当権抹消の手続きに必要な書類も含まれますので大切に保管しましょう。
①抵当権解除証書(銀行により書類の名称が違います)
②銀行からの委任状
③登記済権利証または登記識別情報通知
抵当権解除証書とは、抵当権を抹消する原因を証書するために必要な書類です。
空欄がある状態で渡されて自分で記入しなければなりません。
書き間違えると、再発行してもらうなどの手間が増えますので慎重に記入しましょう。
また、抵当権抹消手続きは、債権者と債務者双方で行うこととされているので、
銀行からの委任状も届きます。
登記済権利証もしくは登記識別情報通知は、銀行が抵当権を設定した際に発行されている書類です。
受けとった後に紛失すると再発行は出来ずに、特別な手続きが必要になります。
抵当権抹消登記を行うまでは、大切に保管してください。
②不動産の情報を取得する
抵当権を抹消する不動産についての情報を調べて申請書類等の書類に記入する為に、
登記事項証明書を法務局で取得しましょう。
登記事項証明書は、日本全国どこの法務局でも取得ができます。
登記事項証明書を取得するには、建物なら「家屋番号」土地なら「地番」が必要です。
なお、家屋番号や地番は日常的に使用されている住所とは異なるので注意下さい。
住所を伝えれば法務局で家屋番号・地番を教えてもらえますのでわからない場合は聞きましょう。
交付申請者は法務局にいけば置いてありますので、必要事項を記入して窓口で登記事項証明書を取得出来ます。
③住所又は氏名がかわっていたら住民票か戸籍をとろう
抵当権抹消に必要な書類は、ステップ①の銀行からの書類で全て揃います。
しかし、不動産を所有されている人の登記上の住所・氏名から申請時点の住所や氏名が変わっている場合には、抵当権抹消登記の前に「所有権登記名義人表示変更登記」が必要です。
④登記申請書を作成して法務局に申請する
銀行からの書類と不動産情報の取得、所有権登記名義人表示変更登記が完了したら、
登記申請書を作成して管轄の法務局へ申請しましょう。
続きは次の記事で書いていきます!
本日は、ここまでになります。
ご覧いただきありがとうございます。
このような形で自分の経験のお話もどんどんさせていただきます。
またたくさんのご相談もいただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。